Q.いつ頃からイジメられていたの?
A.Saoriさん
「小学校1.2年生ぐらいから体育の授業でペアを組む相手がいないみたいタイプの子だった.でも理由がよくわからなかったんですよね,何で嫌われるのかが.そして,わけもわからないけれど,すごく悲しいみたいな.話しかけるんだけど,みんなが無視するみたいな」
「でも,気は強かったから.私は悪くはないと思いながら,学校にはずっと行き続けたっていう.(略)逆に,自分から話しかけたりして,プレゼントも送ったりしたんだけど,逆に突き返されたりとかした.」
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「そういう,すごく悲しい過去がたくさんある.靴に画鋲を入れられたりとか,ランドセルに死ねって書かれたり,そういうのがいっぱいある超いじめられっ子だった」
「今考えてみたら,中学生の時に,Fukaseが『おまえ,それはいじめられるよ』って言ったんですよ」
「それが衝撃的で.中学生でFukasetがそう言うまで,いじめっ子が悪いと思っていたし,いじめっていうのは,いじめている側がいつも悪くて,いじめられる子はかわいそうで.」
「そこで『いじめられる側にも原因があると思う』ってFukaseにはっきり言われた時に,そうかもしれないと思って.確かに私,人の気持ちを考えていなかったっていうことに気づいて.昔は本当に酷かった」
ROCKIN’ON JAPAN 2014 VOL.436 p66-67より
セカオワ プレゼントの歌詞の一部は深瀬さんの言葉
中学生時代の自分に向けたメッセージがプレゼントの歌詞に込められています.中でも
「ひとりぼっちにさせないから,大丈夫だよ」は中学生時代のFukaseさんが,Saoriさんに2月の寒い冬,外の階段で,号泣しながら友達のことで悩みを打ち明けた時に,話した言葉だそうです.
Fukaseさんは,何を言ったかよく覚えていなく.寒い日だったとしか記憶がないようですが,Saoriさんの胸には深く刻まれた,言葉だったようです.
私も,「大丈夫」という言葉に助けられたことがあります.それは,子供が欲しいか?と友達と話していた時.私は.妹が障害者なため,遺伝的な要因はないにせよ,障害のある子供を授かることの不安を友達に話した時に「大丈夫ですよ」
と友達に返えされた時は,気持ちが楽になったのを覚えています.ありきたりですが,「大丈夫」という言葉の力はすごいかもしれません.
歌詞のように,他人を勇気づけられる言葉をかけられる人間になりたいものです.それは,どんな言葉をかけるか,言葉の内容も大事ですが,その人の人間的な魅力が重要なような気がします.
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