こんにちは。理学療法士・公認心理師のヒロです。
今日は、SEKAI NO OWARIの『花鳥風月』について、少し違った角度からお話ししたいと思います。
この曲を初めて聴いたとき、僕はなんだか心がほっこり!?温かくなりました。
それは、この曲が「自然はいいな、日本人で良かった」ということを、あまりにも美しく表現していたからです。
目次
なぜ『花鳥風月』なのか
『花鳥風月』──このタイトルだけで、どこか懐かしく、優しい気持ちになりませんか?
花鳥風月とは、自然の美しさを愛でる心、四季の移ろいを感じる感性のことです。
忙しい日常の中で、僕たちはいつの間にか、この感性を忘れてしまっています。
セカオワのこの曲は、そんな僕たちに静かに問いかけます。
「いつから夜空の星の光に気づかなくなったのかな」
この一節を聴いたとき、ハッとしました。
そうだ、僕はいつから、空を見上げることをやめてしまったのだろう。
…いや、正確には「スマホを見下ろすことに忙しくて、空を見上げる暇がなかった」が正解かもしれません。
現代人あるあるですね。首が前傾姿勢で固まってる人、理学療法士の僕から見ると街中にたくさんいます。特に、電車の中、ほとんどの人がスマホ見てます。物理的に空が見えない角度で生きてる人、多すぎます(笑)。
都会で失っていくもの
心理師として、共通して感じることがあります。
それは、みんな「自分を見失っている」ということです。
- 仕事に追われ
- SNSに疲れ(「いいね」の数で一喜一憂)
- 人間関係に悩み(既読スルーに傷つき)
- 自分が何を感じているのかさえ、わからなくなっている
そんな状態の人が、本当に多いのです。
かくいう僕も、かつてはその一人でした。パチンコ依存で引きこもり、人生のどん底にいた時期があります。
あの頃の僕に「花鳥風月を感じろ」と言っても、「花?パチンコ台の花柄なら見てるけど?」くらいの反応だったと思います。残念すぎる。
実は、これには科学的な理由があります。
都市環境が脳に与える影響
神経科学の研究では、都市環境に長時間いると:
- 扁桃体(不安や恐怖を司る部分)の活動が活発になる
- 前頭前皮質(理性的思考を司る部分)の機能が低下する
- ストレスホルモン(コルチゾール)の分泌が増加する
つまり、都会にいるだけで、僕たちの脳は知らず知らずのうちに疲弊しているのです。
満員電車に揺られながら「なんか知らんけどイライラする」という皆さん、それ、脳の扁桃体が「助けて!」と叫んでるサインです。
ちなみに僕は満員電車では目を閉じて寝ていることが多いです。(揺らぎで眠たくなる!?)
『花鳥風月』の歌詞にある「くらいくらいくらい闇の中」というのは、都会・地方に限らず、現代社会で生きている迷い人。まさにこの状態を表しているように感じます。

「花鳥風月」が持つ、回復の力
では、なぜ自然の中に身を置くことが、こんなにも心を癒すのでしょうか?
1. 自律神経が整う
森林や山、海など自然環境では:
- 副交感神経が優位になる(リラックスモード)
- 心拍数が安定する
- 血圧が下がる
- 筋肉の緊張がほぐれる
理学療法士として身体を診てきた経験から言えるのは、心の不調は必ず身体に現れるということです。
逆に言えば、身体がリラックスすれば、心も解放されるのです。
これ、本当です。騙されたと思って森に行ってみてください。
ただし、「森に行けば全部解決!」みたいな怪しいスピの人みたいになるつもりはありません。僕は無宗教です。いやセカオワ教です(笑)。
森で深呼吸したら「うわ、空気うまっ!」ってなりますよね。あれ、単純に酸素濃度が高いとかじゃなくて、本当に自律神経が整ってる証拠なんです。
都会の空気を吸って「うまっ!」ってなることは、まずないですよね。排気ガスで「うまっ!」って言ってたら、それはもう別の問題です。
2. 感覚が研ぎ澄まされる
自然の中では、僕たちの五感が目覚めます。
- 鳥のさえずりが聞こえる
- 風の匂いを感じる
- 木々の揺れる音に耳を傾ける
- 土の感触を足裏で感じる
これは、マインドフルネス(今この瞬間に意識を向ける)そのものです。
『花鳥風月』の歌詞には、こんな一節があります。
「月が綺麗だねと隣であなたが微笑む」
この何気ない瞬間こそが、本当の幸せなのではないでしょうか。
…ただし、隣に人がいない場合はどうすればいいんだ、という問題が発生します。
大丈夫です。僕も一人で山に行くことが多いです。
一人で「月が綺麗だな」とつぶやく。それはそれで味わい深いものです。
誰もいない山道で一人で「きれいだな…」とか言ってる自分を客観視すると、ちょっと笑えてきますけどね。でも、それでいいんです。
誰かと共有する幸せもあれば、一人で噛みしめる幸せもある。
セカオワのFukaseさんも、きっとそういうこと言ってくれるはず(知らんけど)。
3. 時間の流れが変わる
都会では、時間は「秒単位」で刻まれます。
- 「電車あと2分で来る!走れ!」
- 「会議まであと5分!資料印刷!」
- 「既読ついてる…なんで返信ないの…(3分経過)」
みたいな世界で僕たちは生きています。
しかし自然の中では、時間の流れ方が変わります。
- 太陽の動き
- 季節の移ろい
- 草木の成長
こうした「ゆっくりとした時間」に身を置くことで、僕たちは本来のリズムを取り戻すことができるのです。
「めぐるめぐるめぐる星座のように」
この歌詞が表現するように、自然には大きな循環があります。
山の中で「あ、もう3時間経ってた!」ってなることありませんか?
でも不思議と「時間を無駄にした」って感じじゃないんですよね。
都会で3時間スマホいじってたら「うわ、やっちまった…」ってなるのに。
この違い、なんなんでしょうね。時間の質が違うんでしょうね、きっと。
僕自身の体験──自然の中で『花鳥風月』を聴く
湖畔キャンプで『花鳥風月』を聴く。
これは最高です。
湖畔にテントを張り、湖、月、(夏はホタル)を眺めながらボーとする。
考えることをやめて、ただ「感じる」。
- 風が頬をなでる感覚。
- 鳥の鳴き声。
- 遠くから聞こえる波の音。
- 『花鳥風月』のメロディ。
すべてが溶け合って、言葉にできない安らぎに包まれました。
「愛することで得てきたこたえ」
これは、大きな愛だけではなく、こうした小さな自然との触れ合い、自分自身への優しさも含まれているのではないか。自分を大事にしよう。

あなたも試してみませんか?『花鳥風月』体験のススメ
難しいことは何もありません。
「僕、運動苦手だし…」「山とか無理…」「虫が…」
わかります。わかりますよ。
でも、大丈夫です。段階的にいきましょう。
【初級編】近所の公園で(蚊は我慢)
- 時間:30分
- 場所:近所の公園や緑地
- 持ち物:スマホ(音楽用)、飲み物、虫除けスプレー
やること:
- 『花鳥風月』をリピート再生
- ベンチに座る、または散歩する
- スマホはSNSを見ない(音楽だけ!我慢!)
- 空を見上げる、木を見る、鳥の声を聞く
「鳥の声なんて聞こえないよ」って思うかもしれませんが、意外と聞こえます。
ただし、都会の公園だとカラスの「カァー!」が支配的な場合もあります。
それはそれで、カラスも自然の一部です。花鳥風月の「鳥」です。ポジティブシンキング。
💡 理学療法士ヒロからのアドバイス:
- 姿勢を正す必要はありません(背筋ピンとしてたら逆に疲れます)
- 深呼吸を2〜3回してから始めると効果的
- 歩く場合は、ゆっくりと(競歩じゃないんだから)
- ベンチに座って30分ボーッとするだけでもOK。「何もしない」をしてください
【中級編】少し遠出して森林浴(本気出してきた)
- 時間:半日
- 場所:森林公園、里山、ハイキングコース
- 持ち物:歩きやすい靴、水分、タオル、虫除け、おやつ(重要)
やること:
- 『花鳥風月』だけでなく、セカオワの自然を感じる曲をプレイリストに
- 歩きながら、または休憩時に音楽を聴く
- 写真を撮ってもOK(でも「見る」時間も大切に)
- 誰かと一緒でも、一人でも
誰かと行く場合の注意点:
セカオワファン同士で行くと、途中で「ここ、あの曲のPVっぽくない!?」みたいな会話で盛り上がって、結局森林浴より音楽談義になる可能性があります。
それはそれで楽しいですけどね(笑)。
一人で行く場合の注意点:
『花鳥風月』を聴きながら良い感じに感動してたら、急に「炎と森のカーニバル」とか「ANTI-HERO」とか激しい曲が流れて、心拍数が上がる場合があります。
プレイリストは慎重に組みましょう。
また、僕は一人で登山する時は「ブチ上がれ!」系の曲を流し熊対策にしてます。(効果あるかは知らん)
💡 理学療法士ヒロからのアドバイス:
- 登りは無理しない(息が切れない程度。会話できるペースで)
- こまめに水分補給(遭難とかシャレにならないんで)
- 帰宅後、軽いストレッチで身体をケア
- 筋肉痛になったら、それはそれで「頑張った証」と思ってください
- 翌日「ウッ」となっても、それを乗り越えたらあなたはもう立派なアウトドア派です
【上級編】山や海で一日過ごす(ガチ勢)
- 時間:1日
- 場所:山、海、湖、高原
- 持ち物:本格的な装備(季節に応じて)、気合、ライト(ガチな登山で忘れて遭難しかけた)
やること:
- 『花鳥風月』を特別な瞬間のために取っておく
- 山頂や海辺で、この曲を聴く
- 目を閉じて、音楽と自然の音を同時に感じる
- 感動で泣いてもOK(誰も見てない)
💡 理学療法士ヒロからのアドバイス:
- 前日の睡眠をしっかりとる(寝不足で山はダメ、絶対)
- 準備運動を忘れずに(アキレス腱とか伸ばしといてください)
- 無理な計画は立てない(「富士山登頂!」とかいきなり言わないでね)
- 下山後、温泉に入ると最高です(これは医学的効果というより、単純に気持ちいい)
心理師として伝えたいこと
自然の中で過ごすことは、単なる「気分転換」ではありません。
それは、自分自身との再会です。
『花鳥風月』の歌詞に、こんな一節があります。
「私は何も忘れたくないの」
これは、過去のすべて──良いことも悪いことも──を受け入れる、という意味だと僕は解釈しています。
自然の中では、僕たちは自分の過去も、今も、未来も、すべてをそのまま受け入れることができます。
木々は、完璧ではありません。
曲がっていたり、傷があったり、虫に食われていたり。
でも、それでいいのです。
そのままで美しい。
僕たちも同じです。
- 完璧でなくていい。
- 傷があっていい。
- パチンコ依存だった過去があってもいい(僕の話)。
- 引きこもってた時期があってもいい(これも僕の話)。
- 今、うまくいってなくてもいい。
そのままで、ここに存在していい。
『花鳥風月』は、そう教えてくれているように感じます。
…と、ここまで書いて、また泣きそうになってる自分がいます。
僕、涙腺弱いんですよね。セカオワの曲聴いてるとすぐ泣いちゃう。
でも、それもいいんです。泣いたっていいんです。
誰も見てないし(笑)。

「止まない雨はない」という希望
最後に、もう一つ、心に残る歌詞があります。
「止まない雨はないと信じて歩けるかな」
今、辛い状況にいる方もいるかもしれません。
仕事、人間関係、健康、家族──。
僕も、かつてはその渦中にいました。
パチンコ依存で貯金を使い果たし、人間関係も壊し、引きこもって、「この雨、一生止まないんじゃないか」と思ってました。
でも、止みました。
時間はかかったけど、止みました。
そして今、僕は理学療法士・心理師として、こうして文章を書いています。
当時の僕からしたら、信じられない未来です。
でも、自然の中に身を置くとき、僕たちは気づきます。
雨も、自然の一部だということ。
そして、雨の後には必ず、晴れ間が訪れるということ。
これは気休めではなく、自然の摂理です。
ちなみに、僕は雨の日の森も結構好きです。
雨音と『花鳥風月』の組み合わせ、めちゃくちゃ合います。
ただし、濡れます。風邪ひきます。装備は大事です(笑)。
『花鳥風月』を聴きながら、自然の中を歩いてみてください。
きっと、あなた自身の「こたえ」が見つかるはずです。
もし見つからなくても、少なくとも「いい空気吸ったな」って気分にはなれます。
それだけでも、十分価値があると思いませんか?
最後に(お知らせモード)
この記事を読んで、少しでも「自然の中に行ってみたいな」と思ってくださったら嬉しいです。
でも、
- 「一人で行くのは不安…」
- 「どこに行けばいいかわからない…」
- 「身体の不調があって心配…」
- 「変な人に会ったらどうしよう(僕のことですか?)」
そんな方もいると思います。
僕は理学療法士・心理師として、そんな皆さんをサポートしたいと思っています。
「草木も花も鳥も眠り夢を見る夜」
今夜、空を見上げてみませんか?
星は、いつもそこにあります。
僕たちが気づくのを、ずっと待っていてくれています。
(曇ってたらごめんなさい。明日リベンジしましょう。)
※この記事で使用している『花鳥風月』の歌詞は、SEKAI NO OWARIの楽曲からの引用です。著作権はアーティストおよび権利者に帰属します。無断転載・複製を禁じます。でも、感想はぜひSNSでシェアしてください(笑)。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
あなたの人生に、少しでも「花鳥風月」が訪れますように。
そして、またどこかの山道か公園のベンチで、お会いしましょう。
ヒロ
P.S.
山に行ったら、ゴミは持ち帰りましょうね。自然を愛するなら、自然を大切に。これ、基本です。
あと、熊には気をつけてください。『花鳥風月』聴いてる場合じゃなくなります。
💬 この記事への感想をお待ちしています
『花鳥風月』を聴いたことがある方、自然の中で特別な体験をした方、ぜひコメント欄で教えてください。
あなたの「花鳥風月」体験、聞かせてもらえたら嬉しいです。
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プロフィール:ヒロ
理学療法士・公認心理師。パチンコ依存・引きこもりを経験後、SEKAI NO OWARIの音楽に救われ回復。現在は「音楽×自然×回復」をテーマに、心と身体のサポートを行っている。趣味は登山とセカオワのライブ参戦。